CASE STUDY
プーマの新基幹物流センター構築を支援、物流データ基盤で直営店舗・Eコマース在庫を一元管理

- 課題
-
直営店舗とEコマースの在庫を別々のシステム・倉庫で運用していた。
物流管理コスト上昇やEコマース需要の拡大を背景に、オーダーから出荷までのさらなるリードタイム短縮への対応が求められていた。
両チャネルの在庫を一元管理・自動化できる新拠点の構築が急務だった。 - 解決策
-
プーマ 新基幹物流センター構築
サプライチェーンデータ活用クラウド「skylaa」導入
自動棚搬送ロボット「EVE」42台 導入
- 会社名
- プーマ ジャパン株式会社
- 事業内容
- 世界的なスポーツブランドであるプーマは、サッカー・ランニング・ゴルフ・バスケットボールなど幅広い競技向けアイテムでアスリートのパフォーマンスを支援するとともに、スポーツ用品が持つデザイン性や機能性を活かしたライフスタイルアイテムも展開し、多岐にわたる商品ラインアップを取り扱っています。
- Webサイト
- https://jp.puma.com
お客様の紹介
プーマは、フットウェア、アパレル、アクセサリーのデザイン、開発、販売、マーケティングを行う、世界有数のスポーツブランドです。“最速”を求めるアスリートに向けた製品開発を通し、75年にわたり、スポーツとカルチャーの発展を加速させてきました。現在は、フットボール、ランニング、トレーニング、バスケットボール、ゴルフ、モータースポーツなどのカテゴリーにおいて、各競技に向けた製品とともに、それぞれのスポーツにインスパイアされたライフスタイル製品を提供しています。また、著名なデザイナーやブランドとのコラボレーションを通して、スポーツの持つ素晴らしさをファッションやストリートカルチャーのシーンにも広げる取り組みを進めています。プーマグループは、プーマ、コブラゴルフ、Stichd の各ブランドを有し、ドイツのヘルツォゲンアウラッハに本社を置いています。120 カ国以上でビジネスを展開し、世界中に約20,000 人の従業員がいます。
課題・背景
- 直営店舗とEコマースの在庫を別々のシステム・倉庫で運用していた。
- 物流管理コスト上昇やEコマース需要の拡大を背景に、オーダーから出荷までのさらなるリードタイム短縮への対応が求められていた。
- 両チャネルの在庫を一元管理・自動化できる新拠点の構築が急務だった。
導入実績
- 導入先:プーマ 新基幹物流センター
- ソリューション:サプライチェーンデータ活用クラウド「skylaa」
- ソリューション:自動棚搬送ロボット「EVE」42台
効果
- ギークプラスのサプライチェーンデータ活用クラウド「skylaa」導入により、ERP※1・OMS※2・WMS※3といった既存システムを変更せずに直営店舗とEコマース在庫の一元管理を可能に。
- 自動棚搬送ロボット「EVE」42台を稼働させ、倉庫の省人化と高効率化を同時に実現。
- Eコマースの取扱商品数が大幅に拡大し、プーマの経営課題でもある在庫消化率が向上。
- 倉庫作業の面でも作業生産性が改善し、売上拡大による作業量増加にもより少ない人数での対応が可能に。
お客様の声
■プーマ ジャパン株式会社 Eコマース本部長 田伏 菜穂子氏

新基幹物流センター構築以前は、Eコマース専用倉庫の保管スペースに制約があり、すべての品数を販売できず、課題となっていました。また、直営店舗用倉庫から商品を移動して出荷していたため、商品入荷から販売開始までのリードタイムが発生していました。より多くの商品を迅速に提供できる体制を整えるべく、それまで別々の倉庫やシステムで運用していた直営店舗とEコマースの在庫を一元管理する物流統合をセンコー様とともに進めてきました。
今回、ギークプラス社よりご提案いただいたサプライチェーンデータ活用クラウド「skylaa」は、OMSなどの大規模な改修を必要とせず、在庫データを一元管理できることで、Eコマース運営の効率化につながる基盤を構築できる点を高く評価し、導入を決定しました。
現在は倉庫を集約し、ひとつの拠点内で直営店舗とEコマースの在庫を異なるロケーションで管理しながらも、在庫データを統合して運用しています。夕方から夜間にかけてのEコマースピークタイムには自動引き当てによって販売対象商品を拡充するなど、ビジネスの成長に直結する効率的な体制が実現できました。また、課題であった販売リードタイムも短縮でき、Eコマースの売上に対してポジティブな効果が出ています。今後は、直営店舗とEコマース間の引き当て拡張や在庫アロケーションの最適化といったテーマにも、センコー様およびギークプラス社との継続的な協議を通じて、さらなる効率化に向けた検討を進めていければと考えています。
■プーマ ジャパン株式会社 ロジスティクス本部 本部長 早川 和之氏

直営店舗とEコマースの物流統合は、倉庫面積の削減や管理コストの最適化に加え、最新技術の導入によって省人化を図るという観点も、センコー様と検討を進める中で重要なテーマとなっていました。倉庫やシステムが分かれている状況で、双方の在庫やオペレーションを連携させるには、従来であれば大規模な開発が必要であり、スケジュールや運用への影響も懸念していました。
そのような中でご提案いただいたサプライチェーンデータ活用クラウド「skylaa」は、既存システムの改修を必要とせず、短期間で統合を実現できる点に加え、現場オペレーションを理解した上でのギークプラス社のプロジェクト推進力にも強みを感じ、導入に至りました。今後は、直営店舗向け在庫補充の効率化や拠点配置の最適化など、さらなる省人化・効率化にも期待しています。

新基幹物流センター全体図

新基幹物流センター内で棚を運ぶロボット「EVE」