ニュース | DHLとの業務提携により
出荷効率が40%向上

2021-04-02

東京、2021年4月2日 -AI物流ロボティクスの株式会社ギークプラス(本社:東京都港区、以下「ギークプラス」)は、DHLサプライチェーン株式会社(本社:東京都品川区、以下「DHL」)とともに倉庫作業におけるヒトとロボットの最適な協働の実現を目指し、その実現に努めています。ギークプラスのロボットとDHLの社員がともに作業し、世界有数のコントラクト・ロジスティクス・プロバイダーであるDHLは、出荷業務効率を40%改善することに成功しました。

DHLサプライチェーンの代表取締役社長、日本・韓国CEOであるヨンファ(アルフレッド)・ゴーは次のように述べています。「私たちはロボットへの投資の最大化を目指していることから、継続的な生産性の改善のためにギークプラスとロボットシェアリングサービス契約を締結できたことは幸運でした。40%の生産性向上は、保守部品の交換や配送の受注から発送までの厳しい時間管理を実現するためにお客様に対し目に見える結果をただちにもたらしました。」

DHLの国内最大級の保守部品倉庫に展開し、両社は、現行の最適化レベルを実現するため、ロボットや工程に微調整をかける前にロボットの稼働率を観察しながら、12か月間にわたり生産性データを回収・分析してきました。ギークプラスは、受注から発送までの厳しい時間管理、多種多様な商品サイズ・SKUや、DHLの既存の手作業工程などの需要を満たすためにロボット制御システムをカスタマイズし、AIとロボット技術を最大限に活用しました。

ギークプラスのプロジェクトリーダーである顧 義祥氏は次のとおり述べています。「ギークプラスとDHLのユニークなコラボレーションにより生産性改善に効果のある領域が特定されました。これには、ロボット回転効率を最適化する出荷業務タスクの集約化と、荷扱い物量増加に対する出荷能力をロボットシェアリングサービスで補完することが含まれます。」

新型コロナウイルスの影響によるEC出荷量の増加を受け、ロボットの生産性を一段引き上げたいとの要望も高まりつつあります。

ギークプラスは複数の引き合いを受けて、繁閑に応じて柔軟な運用を可能にするシェアリングサービスを発表しました。本サービスの提供開始は2021年7月を予定しています。

■会社概要

ギークプラスは、中国で2015年に創業。既にグローバルで200社/1万台以上の自律型協働ロボット(AMR)の導入に成功し、世界シェア首位のユニコーン企業となっています。日本法人は2017年に設立され、既に大和ハウスなど、大手物流プレイヤーに相次いで導入され、国内でも最大手の地位を確立。物流ロボットの販売、導入、24時間365日対応のメンテナンス、生産性改善コンサルティングまで、一貫して日本で実施することで、物流プレイヤーの企業価値向上に貢献しています。深刻化する人手不足と機械設備の高い投資リスクを解決するため、次世代ロボティクス技術を活用し、新たな物流スタンダードの共創を目指します。

製品紹介動画: https://www.youtube.com/watch?v=xoev1N0nz6A

■会社概要(日本法人)

社名     : 株式会社ギークプラス

本社     : 東京都港区東新橋2-11-4 Mayapada Shiodome Plaza 4F

設立     : 2017年8月

代表取締役社長: 佐藤 智裕

URL      : https://www.geekplus.jp/

【DHLの概要】

DHL ― 世界のロジスティクス企業

DHLは、世界のロジスティクス産業をリードするグローバルブランドです。グループ各部門が提供するサービスは、他の追随を許さない広範囲なポートフォリオを構成しており、国内および国際小包配達から、eコマースの商品配送、フルフィルメントサービス、国際エクスプレス、陸上・航空・海上輸送、産業別サプライチェーンマネジメントにまでおよびます。世界220以上の国・地域で38万人の従業員が、人々とビジネスを確実に繋ぎ、グローバルでサステナブルな貿易の実現を可能にしています。テクノロジー、ライフサイエンスやヘルスケア、エンジニアリング、エネルギー、自動車、そして小売りなど多くの成長産業や市場向けにソリューションを提供し、「世界のロジスティクス企業」として位置付けられています。

DHLは、ドイツポストDHL傘下のブランドで、グループ全体の2019年の売上高は630億ユーロ超に達します。社会と環境にとってサステナブルなビジネスの実現とその約束として、グループを通じて世界に貢献しています。ドイツポストDHLグループは、2050年までにロジスティクスにおけるゼロ・エミッションの達成を掲げています。