自社倉庫の効率化を図るために、倉庫管理システムの導入を考えている方もいるでしょう。倉庫管理システムを導入すれば、物流現場の課題を解決できる可能性があります。
本記事では、倉庫管理システムの基本機能に加え、導入のメリットデメリットを詳しく解説します。また、費用相場や選び方のポイント、おすすめの倉庫管理システムを16選紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。
倉庫管理システム(WMS)とは?
倉庫管理システムとは、物流倉庫内の出入庫管理や在庫管理の機能を搭載したシステムを指します。「Warehouse Management System」の頭文字をとって「WMS」とも呼ばれており、品質の向上や業務の効率化が期待できます。
従来の倉庫業務では、表計算ソフトや手書き台帳による管理が主流でしたが、消費者のニーズの多様化により、物流に正確さとスピードが求められることで、倉庫業務の効率化と精度の向上が重視されています。
そのような背景から、物流現場では倉庫管理システムが注目されており、製造業の部品、原料倉庫をはじめ小売業、卸売業、EC物流などさまざまな分野で導入が進んでいます。
倉庫管理システムと他の管理システムとの違い
倉庫管理システムと似たようなシステムに、以下のシステムがあります。
- 基幹システム
- 在庫管理システム
- 輸配送管理システム(TMS)
- 受注管理システム(OMS)
ここでは、倉庫管理システムと他の管理システムの違いを解説します。
基幹システムとの違い
基幹システムは、企業が事業活動を行ううえで必要な情報を統合的に管理するシステムです。販売管理、生産管理、財務管理、人事給与などの機能で構成されており、「ヒト・モノ・カネ」といった経営資源を有効活用して業務効率化を図る仕組みです。
主に以下のような機能を備えています。
- 受注・販売管理
- 発注・購買管理
- 在庫管理
- 生産管理
- 勤怠・労務管理
- 人事・給与管理
- 財務会計・管理会計
基幹システムは管理範囲が広く機能が多い点が特徴です。倉庫管理システムとの違いは、倉庫管理システムは物流の流れを管理する役割があるのに対し、基幹システムは企業のお金の流れ(商流)を把握、管理することを目的としている点にあります。
そのため、導入費用は倉庫管理システムより高くなる傾向があります。また、倉庫管理システムと基幹システムを併用することも可能です。
両者を併用することで業務効率化を図り、利益を重視した企業運営を支えることができます。
在庫管理システムとの違い
倉庫管理システムと在庫管理システムは似たような機能を持ちますが、目的と管理対象に違いがあります。それぞれの違いは以下のとおりです。
システムの種類 | 倉庫管理システム | 在庫管理システム |
---|---|---|
目的 | 倉庫内の業務を効率化し、物流の流れを最適化する | 需要動向に応じて在庫量を適正に保ち利益を最大化する |
管理対象 | 倉庫内(物品・設備・人員)全般の業務 | 企業にあるすべての在庫 |
倉庫管理システムの管理対象は、倉庫内の在庫や設備、人員など倉庫内の業務全般です。一方で在庫管理システムは、倉庫内の在庫だけでなく、工場や店舗など企業全体の在庫データを管理します。
両者のシステムは業務が重複することもありますが、対象となる在庫や目的が異なるため、自社の課題やニーズに応じて選ぶ必要があります。
輸配送管理システム(TMS)との違い
輸配送管理システム(TMS)は、トラックの配車や進捗管理を中心に、配送業務の効率化を目的としたシステムです。主要な機能は以下のとおりです。
- 配送計画
- 進捗管理
- 運輸管理
- 積付計画
- バース予約
このように、配車管理から配送ルートの最適化、進捗管理を行いスムーズな配送をサポートします。両者の違いは、輸配送管理システムが出荷後の物流プロセス全般を対象としているのに対し、倉庫管理システムは倉庫内で行われる入荷から出荷までの一連の作業を対象としている点です。
WMSは倉庫内作業全般を管理したい場合に、TMSは配送業務を管理したい場合に選択するとよいでしょう。
受注管理システム(OMS)との違い
受注管理システム(OMS)は、顧客からの注文を効率的に管理するためのシステムです。主な機能は以下のとおりです。
- 受注管理
- 在庫反映
- 出荷管理
- 請求管理
- メール機能
- 発注者ログイン機能
- 他システムとの連携
受注管理システムは、受注から出荷までのプロセスをスムーズに行うことを目的としており、顧客データや注文履歴など顧客情報の管理も可能です。一方、倉庫管理システムにも在庫管理の機能がありますが、WMSが倉庫内の在庫管理に特化しているのに対し、OMSでは実店舗や複数の販売チャネルの在庫状況を一元的に把握・調整できる点で異なります。
そのため、発注件数が多く受注業務が煩雑化しているEC事業者は、OMSの導入が向いています。
倉庫管理システムの基本機能
ここでは、倉庫管理システムにはどのような機能があるのか、基本機能を解説します。
入庫管理機能
入庫管理機能は、取引先から送られてくる入荷予定情報を事前に受信し、どの商品がいつ、どれだけ入庫されるのかを正確に把握します。商品が入庫した際は、バーコードやRFIDといった識別情報を用いて商品をスキャンし、在庫データに反映します。
出荷管理機能
出荷管理機能では、効率的に出荷プロセスを進行するため、以下の一連の作業を実行します。
- 出荷予定
- 在庫引当
- ピッキングリスト・配分リストの作成
- 仕入先返品
- ハンディ検品
- 梱包
取引先から出荷依頼情報を受信し、在庫の引当を行います。在庫の引当が完了すると、ピッキングリストを作成し、検品、梱包作業の指示を出します。
在庫管理機能
在庫管理機能では、在庫状況をリアルタイムで把握することが可能です。例えば、以下のような情報を管理できます。
- 在庫照会・調整
- ロケーション移動
- ハンディ移動
- 廃棄処理
在庫管理機能では、商品の単位、品番、ロケーションなどさまざまな条件で在庫情報を管理します。在庫数の把握に加え、ロケーションの移動情報も登録できるため、移動後の検品作業もスムーズに行えます。
帳票・ラベル発行機能
帳票・ラベル発行機能では、主に以下の帳票やラベルを自動で発行できます。
- 梱包明細書
- 荷札
- 値札
- 納品書
- 送り状
さまざまな帳票を自動で発行できるため、人的エラーを削減し、業務の効率化が図れます。また、配送業者ごとに送り状番号とシステム管理上の番号を紐づける機能も備えており、出荷後の追跡や照合がスムーズに行えます。
棚卸管理機能
棚卸管理機能では、主にハンディターミナルを用いて在庫を確認し、データを効率的に集約します。集約結果は、一覧印刷やCSV形式で出力でき、確定した在庫情報を取引先へ送信することも可能です。
そのため、人手や時間がかかる棚卸作業を、大幅に効率化できます。
倉庫管理システムを導入する6つのメリット
多様な機能を備えた倉庫管理システムを導入することで、企業にとってもさまざまなメリットが得られます。
ここでは、以下の6つのメリットを具体的に解説します。
- ヒューマンエラーの削減・防止
- 入出庫作業の効率化
- 在庫状況をリアルタイムで把握
- 効率的なレイアウト変更で省スペース化を実現
- 業務の標準化で多様な人材が活躍
- コスト削減
ヒューマンエラーの削減・防止
従来の手作業による倉庫管理では、以下のような課題を抱える企業も少なくありません。
- 誤った商品のピッキング
- 棚卸時のカウントミス
- 在庫の数え間違い
- 返品処理の記入漏れ
倉庫管理システムを導入することで、このようなヒューマンエラーの削減や防止につながります。例えば、バーコードリーダーやRFIDを活用すると商品の検品や照合がスキャンで行えるため、作業の正確性が大幅に向上します。
作業中に出荷指示と異なる商品や数量が読み取られた場合には、システムが即座にエラーを通知するため、在庫の差異や誤出荷といった人的ミスを未然に防ぐことが可能です。
入出庫作業の効率化
倉庫管理システムを導入することで、商品の入庫から保管、ピッキング、梱包、出荷までの一元管理が可能です。作業指示がリアルタイムで把握でき、入出庫作業の効率化が図れることがメリットです。
例えば、WMSの先入れ先出し機能を活用すると、消費期限が近い商品から優先的に出荷でき、商品の廃棄リスクを減らせるため品質管理の強化につながります。
さらに、ロケーション管理機能を活用すれば、SKU(在庫管理単位)が多い商品も、在庫の位置を正確に把握できるようになり、出荷作業が迅速かつスムーズに行えます。
在庫状況をリアルタイムで把握
倉庫管理システムを導入することで、在庫情報がリアルタイムで更新され、常に最新の状況を把握できます。在庫状況が明確になると、適切な発注体制を維持できるため、過剰在庫や欠品リスクを軽減できる点がメリットです。
また、出荷データをもとに「どの時期に発注が集中するか」といった傾向を把握しやすくなり、需要予測を立てやすくなります。需要予測が明確になると適正な在庫量を確保でき、繁忙期や閑散期に向けた需要変動にも柔軟に対応できます。
効率的なレイアウト変更で省スペース化を実現
倉庫管理システムを導入すれば、倉庫のレイアウト変更にもスムーズに対応できます。倉庫内でレイアウトを変更した場合、システム上でロケーションの変更内容がリアルタイムで反映されるため、作業スタッフが商品を探し回ることがありません。
レイアウト変更によってデッドスペースの削減や動線の最適化が図れれば、省スペース化の実現につながります。限られた倉庫スペースを有効に活用しながら、効率的にレイアウトが変更できる点は、WMSを導入する大きなメリットといえるでしょう。
業務の標準化で多様な人材が活躍
倉庫内での作業は、作業スタッフによる経験や知識の違いにより作業スピードや品質に差が出やすく、バラつきが起きやすい傾向があります。しかし、倉庫管理システムを導入することで、業務手順や作業フローを標準化することが可能です。
作業手順がシステム化されていれば、アルバイトや派遣社員など経験の浅いスタッフでも、一定の水準で作業をこなせるようになります。そのため、新人教育にかける時間や手間を最小限に抑えられ、経験やスキルの有無にかかわらず多様な人材が活躍しやすい職場環境を整えられます。
コスト削減
倉庫管理システムはこれまでアナログで行っていた作業をデジタル化できるため、物流全体のコスト削減にもつながります。例えば、以下のようなコスト削減が可能です。
仕入コストの削減 | リアルタイムによる在庫管理機能により、過剰在庫や在庫切れを未然に防ぎ無駄な仕入れを抑えられる |
人的コストの削減 | バーコードリーダーやRFIDなどの導入により作業効率が向上し、現場スタッフの作業時間や人数を削減できる |
保管費用の削減 | ロケーション管理が効率化することで倉庫内の無駄なスペースが削減できる |
返品コストの削減 | 正確な追跡が可能になり、誤出荷や紛失を防ぎ返品対応にかかるコストを削減できる |
倉庫管理システムには初期費用がかかりますが、物流全体で見た場合、作業効率化やミスの軽減によって、トータルコストを大幅に抑えることが可能です。
倉庫管理システムを導入する際のデメリット
倉庫管理システムにはメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在するため、デメリットを把握した上で倉庫管理システムの導入を検討する必要があります。ここでは、倉庫管理システムを導入する際のデメリットを見ていきましょう。
導入効果を得られないリスクがある
自社の課題や導入目的が明確でないまま倉庫管理システムを導入すると、システムが自社のニーズに合わず、期待した効果が得られない可能性があります。例えば、システムはシンプルで使いやすい一方で、カスタマイズが難しく自社の業務フローに対応できずに、結局作業が煩雑になってしまうケースもあります。
また、既存の基幹システムとの連携がうまくいかない場合、実在庫とシステム上の在庫との間でタイムラグが生じ、在庫数がズレやすくなります。
そのため、導入前に自社の課題を洗い出し、解決したい課題や導入目的を明確にすることが大切です。
導入には高額な費用がかかる場合がある
倉庫管理システムを導入する際は、自社の特性に合ったシステムを選ぶ必要があり、高額になるケースもあります。また、特殊な業務に合わせてカスタマイズする場合は、追加費用が発生し、導入コストが膨らむこともあります。
さらに、導入後はシステムの操作に慣れるまで時間がかかり、すぐにコスト削減の成果が表れないこともあるでしょう。そのため、導入前に費用対効果の分析を行い、長期的な視点での運用が求められます。
スタッフへの教育や研修が必要になる
物流現場に新たなシステムを導入すると業務フローが変わるため、現場が混乱するリスクがあります。倉庫管理システムを導入する際は、事前に操作マニュアルを作成し、教育や研修プログラムを実施しておくとよいでしょう。
端末の操作に慣れ、社員のITリテラシーを高められると、導入後もスムーズな運用が可能になります。
倉庫管理システムの費用目安
倉庫管理システムは、主にオンプレミス型とクラウド型の2つの種類があります。ここでは、オンプレミス型とクラウド型のそれぞれの特徴と費用目安を解説します。
オンプレミス型
オンプレミス型とは、企業が自社内にサーバーやハードウェアを設置し、ソフトウェアを自社のITインフラで運用する方法です。オンプレミス型の費用目安は、以下のとおりです。
【オンプレミス型の費用目安】
パッケージの購入費用 | 500万円~ |
サーバーの構築費用 | 100万円~ |
カスタマイズ費用 | 10万円~ ※カスタマイズ内容により変動 |
運用・保守費用 | 導入費用の5%~15%程度/年 |
オンプレミス型はクラウド型に比べて、初期費用が高額になるケースが多い傾向です。また、運用や保守費用にも継続的な費用がかかり、さらにカスタマイズが必要な場合は、追加コストが発生します。
クラウド型
クラウド型の倉庫管理システムは、インターネット上のサーバーにデータを保存、利用する方法です。インターネット環境があればどこからでもアクセス可能で、多数の拠点の情報をリアルタイムで一元管理できます。
クラウド型の費用目安は、以下のとおりです。
【クラウド型の費用目安】
初期費用 | 無料~50万円程度 |
月額費用 | 5万~20万円程度 |
クラウド型は初期費用が少なく、月額制のサブスクリプションモデルで運用できるため、オンプレミス型よりも大幅に費用を抑えられます。
倉庫管理システムの導入事例
倉庫管理システムを導入すると、どのような効果が得られるのでしょうか?ここでは実際に導入した企業の導入事例を紹介します。
化粧品や食品、雑貨を主に扱う株式会社ファンケルでは、通信販売チャネルを中心に直営店舗、一般流通販売、海外まで多様なチャネルを展開しています。そのなかで配送遅延や物流拠点間の移動によるコスト増、在庫管理の煩雑さといった課題がありました。
そこでNECが提供する倉庫管理システム「EXPLANNER/Lg」とRDFID機器の導入により在庫管理の精度が向上し、年間約740万枚の用紙削減、売上増加を実現しています。
また、ホームセンターを全国に展開するコーナン商事株式会社の物流倉庫にはクラウド型のシステム「ロジザードZERO」を導入し、1件あたりの作業時間が2割削減した事例もあります。
さらに、コンタクトレンズの販売を手掛ける株式会社メニコンでは、定額制の「メルスプラン」の会員数増加により、現場の作業時間負担が課題となっていました。そこで、セイノー情報サービスが提供するクラウド型WMS「SLIMS」を導入したところ、180万種類に及ぶSKUの効率的な管理と、24時間365日対応の運用体制を実現しています。
このように、参考事例を見るとさまざまな業界で倉庫管理システムの導入が進んでおり、課題解決や業務効率化に大きく貢献していることがわかります。
倉庫管理システムの選定ポイント
倉庫管理システムを導入する際の、選定ポイントを解説します。ポイントを押さえて、自社に合ったシステムを導入しましょう。
オンプレミス型・クラウド型どちらかを検討
倉庫管理システムを導入する際は、オンプレミス型とクラウド型のどちらが自社に適しているかを見極めることが重要です。それぞれのメリットとデメリットを比較し、最適な形で導入を検討しましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
オンプレミス型 |
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|
クラウド型 |
|
|
オンプレミス型は、自社の業務プロセスに合わせてカスタマイズできる点がメリットです。また、自社サーバーで管理するため外部の影響を受けにくく、セキュリティ面も安心して運用できます。
ただし、システムの設計や構築に時間がかかるため、運用開始まで時間を要することもあります。また、自社でサーバーやシステムのメンテナンスやアップデートを行う必要があり、専門知識や技術が求められます。
そのため、オンプレミス型は複数拠点や部門間の連携が必要な企業や、自社内で長期的に一貫したシステムを運用したい企業におすすめです。
一方クラウド型は、オンプレミス型より費用が抑えられるほか、自社に必要な機能に合わせてアップグレードやダウングレードが選択できるため、導入しやすい点がメリットです。また、システム保守やアップデートはサービス側が行うため、自社のリソースを割かずに運用できます。
しかし、オンライン上で使用するため、接続が不安定な場所ではシステムへのアクセスが遅延したり、途切れたりする可能性があります。また、オンプレミス型に比べると、細かなカスタマイズに対応できないこともあり、注意が必要です。
そのため、クラウド型は小規模から中規模の企業や、初期費用を抑えて倉庫管理を行いたい企業におすすめです。
対応可能な業界
倉庫管理システムは、製品によって企業規模が250名以上という条件や、食品業界向け、製造業向け、小規模事業者向けなどさまざまな種類があります。そのため、対応可能な業界や自社の業種や規模に適しているかを事前に確認しておくことが大切です。
他社の導入事例を参考にすると、導入後のイメージが掴みやすくなります。導入企業の課題や導入後の効果を把握しておくことで、自社に導入した際の計画や準備、費用対効果の算出にも役立ちます。
外部・倉庫間の連携
倉庫管理システムは製品によって連携できる基幹システム、マテハン機器、バーコードリーダーなどの対応範囲が異なります。そのため、導入する際は、自社で活用している既存システムや外部の倉庫間の連携ができるかも重視する必要があります。
また、同じ業種向けのシステムであっても、製品によって実装する機能が異なるため、自社の課題に合った機能があるかも事前に確認しましょう。
導入後のサポート体制
倉庫管理システムを選ぶ際は、サポート体制が整っているかも重要なポイントです。特に、情報システムの担当者が社内にいない場合、システムの初期設定やデータ移行がスムーズに進まないケースがあります。
そのため、提供先のプロによる専門的なサポートが欠かせません。また、システム導入直後は、予期せぬトラブルが発生することもあります。
システムトラブルにより業務が停止するリスクもあるため、24時間365日対応のサポートが整っているか、電話やリモートで即時対応してもらえるのかを確認しておきましょう。
倉庫管理システム16選
ここでは、幅広い用途に対応できる汎用型と、小規模向け企業におすすめの倉庫管理システムを合わせて16選紹介します。それぞれの特徴や提供形態、費用を参考にしてください。
汎用型倉庫管理システム11選
汎用型としておすすめの倉庫管理システムを11選紹介します。
サービス名 | 特徴 | 提供形態 | 費用 |
---|---|---|---|
FARMs |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
クラウドトーマス |
| クラウド型 | 基本利用料(1~5アカウントまで) 99,000円~/月 |
ロジザードZERO |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
SLIMS |
| クラウド型/オンプレミス型 | クラウド:140,000円~/月 オンプレミス:6,000,000円~ |
ONEsLOGI/WMS Cloudサービス |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
COOOLa |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
タナヨミ |
| クラウド型 | システム初期導入費用:72,000円~ スタンダードプラン:24,000円~/月 |
W-KEEPER |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
ZIZAIA |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
W3 SIRUS |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
LMS-GLOBAL |
| オンプレミス型 | 要問い合わせ |
小規模向け倉庫管理システム5選
ここでは、小規模向け倉庫管理システムを5選紹介します。
サービス名 | 特徴 | 提供形態 | 費用 |
---|---|---|---|
logiec |
| クラウド型 | 基本料金:10,000円~ (受注件数100件まで) ※従量課金制 |
AirLogi |
| クラウド型 | 初期費用:35,000円 月額利用料:10,000円~ ※従量課金制 |
Anylogi |
| クラウド型 | 初期費用・システム利用料0円 ※月500件出荷未満の場合は25,000円(税別) ※従量課金制 |
W3 mimosa |
| クラウド型 | 要問い合わせ |
mylogi |
| クラウド型 | 初期費用0円 ベーシックプラン:15,000円~(300件まで) スタンダードプラン:30,000円(1,000件まで) プレミアムプラン:60,000円(無制限) |
まとめ:選びのコツを押さえて、最適な倉庫管理システムを導入しよう
自社内での物流課題を解決するためには、倉庫管理システムの導入がおすすめです。入庫から出荷までの一連の工程を一元化すれば、作業の効率化に加えリードタイムの短縮、高品質な商品の提供など顧客の満足度向上にもつながります。
システムを選ぶ際は費用ももちろんですが、自社の運用体制に合ったシステムか、外部や倉庫間の連携が可能かどうかも重要なポイントです。ギークプラスでは、自社開発のピッキングロボットを活用したクラウド型WMS「FARMS」を提供しています。
効率的なピッキングを実現したい、簡単に導入できるWMSを探している方は、ぜひ検討してみてください。本記事で紹介したWMSを比較して、自社に最適な倉庫管理システムを導入しましょう。